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このドキュメンテーションの中でよく使われているフレーズを手っ取り早く理解しましょう。

コントローラー

Model-View-Controller はソフトウエア開発の標準的な開発手法です。もしあなたがまだ詳しくないのなら、少し勉強しておくとすると先に進むのが速くなると思います。

WP-APIでは、エンドポイントで使用されるクラスの設計で、このコントローラーの考え方を踏襲しており、すべてのエンドポイントは WP_REST_Controller クラスを継承し、共通メソッドの信頼性を確保しています。

HEAD, GET, POST, PUT, そして DELETE リクエスト

これらの “HTTP verbs (http 動詞)” は、HTTPクライアントが、リソースに対して実行しようとするアクションのタイプを表しています。 たとえば、 GET リクエストは投稿のデータを取得するために使われ、 DELETE リクエストは投稿を削除するために使われる、というように。 これらの語はまとめて HTTP verbs と呼ばれており、それは web に置いて標準化されたものです。

WordPress の関数に慣れ親しんでいる人であれば、 GETwp_remote_get() に、POSTwp_remote_post() に対応すると言えます。

HTTP クライアント

“HTTP クライアント”とは、WP-API と関わるためにあなたが利用するツールのことを指します。 ブラウザでは Postman (Chrome) や REST Easy (Firefox)を、コマンドラインでは httpie を使ってリクエストをテストすることができます。

WordPress 自体も HTTP クライアントを提供しており、 WP_HTTP class とその関連関数群(たとえば wp_remote_get() )などがあり、 ある WordPress から別の WordPress にアクセスするために利用することができます。

リソース

リソースとは、WordPress 内の具体的なエンティティのことです。 Posts, Pages, Comments, Users, Terms などのことで、あなたもすでに知っているものでしょう。 WP-API は、HTTP クライアントからの、こうしたリソースに対する CRUD の実行(Create, Read, Update, Delete)を可能にします。

具体的にどのように WP-API リソースとインタラクトするのかを見てみましょう。

ルートとエンドポイント

エンドポイントとは、 API を通して利用可能な関数・機能のことで、 たとえば、 API のインデックスを取得したり、投稿を更新したり、 コメントを削除したりということが可能です。 エンドポイントは、いくつかのパラメータを受け付けて特定の関数を実行し、クライアントにデータを返します。

ルートとは、エンドポイントにアクセスするための”名前”のことで、URL の形で利用されます。ひとつのルートは複数のエンドポイントと関連付けられることが可能です。どのエンドポイントに関連付けられるのかは、 HTTP verbs に依って変わります。

http://example.com/wp-json/wp/v2/posts/123 という URL を例に取ると、

注意: pretty permalink を有効にしていないサイトでは、 ルートは rest_route パラメータとして URL に追加されます。 上記の例で言えば、 http://example.com/?rest_route=wp/v2/posts/123 がその場合の完全な URL となります。

スキーマ

スキーマとは、 WP-API のレスポンスデータの形式(フォーマット)を表す言葉です。 たとえば、Post スキーマは、Post が idtitlecontentauthor、その他のフィールドを返すようにリクエストを伝達します。 WP-API のスキーマは、各フィールドのタイプを示したり、人間に理解可能なディスクリプションを提供したり、 フィールドが返されるコンテクストを表示したりもします。